Oracle APEX 20.1の新機能

APEXとRedwood

APEXおよびアプリケーション・ビルダーのユーザー・インタフェースが一新され、オラクル社の新しいユーザー・エクスペリエンス設計システムであるRedwoodに即したものになります。新しいデザインとカラー・スキームが開発者のすべての作業に適用されており、気分も新たに使用できます。

APEXの表示は、OSすなわちプラットフォームの設定に基づいてダーク・モードとライト・モードが自動的に切り替わるようになり、APEXがワークフローとシームレスに統合できるようになりました。

ファセット検索の機能強化

ファセット検索が強化され、カスケードLOV、条件付きファセット、短縮カウント表示などの機能が加えられています。

  • カスケードLOV

    ファセットはカスケードLOVを含むことができ、それにより別の親ファセットに対するデータ依存が可能になります

  • 条件付きファセット

    別のファセットの値に基づいて不要なファセットを非表示にします

  • 短縮カウント表示

    1,000ではなく1Kのような短縮カウントを表示して、合計カウントの表示を見やすくします

  • 合計行数表示

    合計行数を別の行として自動的に含める

  • ファセットの上位件数でソート

    各ファセット内のエンティティの総数に基づいてファセットを降順にソート

簡易URL

APEXアプリケーションのURL構文が簡易化され、実行時にわかりやすいURLを使用できるようになりました。新しい構文は、非常に理解しやすいSearch Engine Optimization (SEO)対応のURL構造を提供し、アプリケーション内でどこにいるのかをすぐに把握できます。

URLにはアプリケーションやページの番号は含まれなくなり、かわりにURL構造として、ワークスペース・パスの接頭辞、アプリケーションやページの別名、標準Webパラメータ構文が使用されます。

  • 1回のクリックで簡易URL

    アプリケーションのプロパティを編集し、簡易URLのスイッチをオンにして、既存のアプリケーションの簡易URLを有効にします。

  • ページ番号不要

    簡易URLでは、URLでアプリケーションとページの別名が使用されます。これらはアプリケーション・ビルダーで簡単にカスタマイズできます。パス接頭辞もカスタマイズできます。

  • カスタム・パス接頭辞

    簡易URLにはワークスペース・パス接頭辞が含まれます。これを変更するには、「ワークスペース管理」→「サービスの管理」→「ワークスペース・プリファレンスの設定」に移動します。

デプロイメントとエクスポートの向上

アプリケーションの1クリックでのデプロイメント、自動バックアップ、zipエクスポートなど、アプリケーション・ライフサイクル管理の数多くの機能が向上しています。これらの機能によって、APEXアプリケーションのデプロイと既存ワークフローへの統合が容易になります。

  • 自動バックアップ

    APEXアプリケーションは、日次メンテナンスにおいてローリング方式で自動的にバックアップされます。アプリケーションがバックアップされるのは変更があった場合のみです。アプリケーション当たり30個までバックアップを保持して、いつでもロック、ダウンロードまたはリストアすることができます。

  • アプリケーションをZipとしてエクスポート

    APEXアプリケーションを1つのzipファイルとしてエクスポートできるようになり、GITやSVNとの統合が容易になり、増分デプロイメントが簡易化されます。zipファイルは、APEXExport -splitユーティリティのディレクトリ構造を反映し、管理しやすいように、アプリケーション、ページおよび共有コンポーネントが別のファイルに分かれています。

  • 1クリックでのリモート・アプリケーション・デプロイメント

    オンプレミスまたは他の場所から、Oracle Autonomous Database (ADB)に直接デプロイします(Autonomous DatabaseがAPEX 20.1以降にアップグレードされた後に使用可能)。

PDF出力への対応

対話グリッドからPDFファイルを直接出力できるようになりました。この機能により、書式設定オプション(強調表示、列のグループ化、列区切りなど)を含むPDFファイルが生成されます。

  • 対話グリッドでのPDFサポート対応

    この機能は、対話グリッドのリージョン属性でその他のダウンロード形式としてPDFを有効にするだけで使用できます。

  • グリッドのフォーマットの維持

    強調表示、コントロール・ブレークおよび列グループがPDFファイルに保持されます。

  • PDF設定のカスタマイズ

    デフォルトのページ・サイズ、方向および様々なフォント設定を変更します

メガ・メニュー

ユニバーサル・テーマに、アプリケーションのナビゲーションのためのメガ・メニューが含まれました。メガ・メニューでは、縮小可能なフローティング・パネルとしてナビゲーション・メニューが表示され、ここにすべてのナビゲーション・アイテムが一度に表示されます。これは、アプリケーションの様々な部分を表示し、アプリケーションの各セクションに直接アクセスするときに特に役立ちます。

  • カスタマイズ

    レイアウトや外観のカスタマイズに使用できるテンプレート・オプションが多数あり、アプリケーションの独自性を高めることができます。

  • アイコン、説明、バッジ

    カスタム・リスト属性を使用して、アイコンや説明またはバッジで、メガ・メニューのアイテムを拡張できます。

  • レスポンシブ

    メガ・メニューは、大型画面向けレイアウトだけでなく、表示を柔軟に調整して小型画面のデバイスにも適合します。

  • アクセシビリティとキーボード対応

    メニュー内のナビゲーション・アイテムは、キーボードの矢印キーを使用してアクセスしてナビゲートできます。

追加機能

次に、ユーザーの役に立つことが期待されるいくつかの追加機能を示します。

  • セッション・タイム・アウト警告

    APEXセッションが失効する直前にユーザーに警告が表示されるようになり、セッションを延長できるようになりました

  • SQLワークショップの機能強化

    SQL Workshopは、Simple Oracle Document Access (SODA)コレクションをサポートするように拡張されました

  • 対話グリッドの機能強化

    対話グリッド内のデータのフィルタリングは、URLパラメータおよび新しいAPEX_IG APIを通じてサポートされるようになりました

  • ライブラリ・アップグレード

    Oracle JavaScript Extension Toolkit (JET)ライブラリのバージョンがバージョン8.0にアップグレードされました

  • RTL言語向けUIの向上

    RTL言語(右から左に記述)向けのユニバーサル・テーマで多くの改良とバグ修正が行われました。

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